商品詳細

Product

INFINITE POSSIBILITIES

VBOX4 ADAS 自動運転テストソリューション

    • 電子計測
    • データロガー

メーカー名:VBOX JAPAN株式会社

概要

最先端のADASおよび自動運転車のテスト向けに設計されたVBOX 4 ADASは、複数の車両やターゲットを対象としたテストをサポートし、被験車両およびターゲット車両の両方に設置可能です。
ADASテストのセットアップはカスタマイズ可能で、最大5つの移動および静止ターゲット、3本の車線参照、99本の標識を組み合わせてテストすることができます。

特長

VBOX 4 ADASは、衝突回避、レーンサポート、安全退出支援、標識認識など、様々なADASアプリケーションの評価に最適です。
主要な国際テスト基準に準拠しており、VBOX TEST SUITEソフトウェアは、直感的なデータ解析のために専用のADASテストシナリオを提供します。

RTK-GPS測位 : 位置精度2cm

RTK測位(Real Time Kinematic GPS :干渉測位方式) は2台の受信機(1つは固定基準局、もう一つは移動局)を使用して位置測定の精度を飛躍的に向上させる測位方法です。 これによりVBOX4 ADASシステムは2cm CEPの位置精度を提供します。 
位置精度を2cmにすることで、車両運動性試験では正確な走行軌跡を取得したり、自動運転試験では交差点での車両位置の把握が可能になります。

<運動性能試験:レーンチェンジの例>
<運動性能試験:レーンチェンジの例>
<自動運転試験:交差点での3台の車両の動き>

RTK測位を行うためには、車両のGPS受信機に対して、補正情報を入力する必要があります。
補正情報には、固定基地局を使う方法と電子基準点を使う方法の2種類があります。
電子基準点は、携帯電話通信を利用して補正情報を取得し、市街地などのより広域で2cm 精度を達成する方式です。

固定基地局方式電子基準点
機器構成・VBOX4 ADAS 100Hzデータロガー もしくは VBOX4 Dynamics100Hzデータロガー
・固定基地局(ベースステーション RLVBBS6)
・無線機(2.4GHz 特定小電力無線機) x 2台
・VBOX4 ADAS 100Hzデータロガー もしくは VBOX4 Dynamics100Hzデータロガー
・Racelogic NTRIPモデム
・NTRIPサービス利用契約
・SIMカード
メリット・ランニングコストが発生しない。
・テストエリアの近くで補正電波を作成するため、測位が安定する。
・テストコース内で行う車間距離計測や軌跡計測に最適。
・高速道路等の開けたエリアで、市街地テストが可能。
・絶対緯度経度の情報が取得できる。
・テストコースの周回路で行う車間距離計測や白線逸脱計測、軌跡計測に最適。
デメリット・使用できるエリアが、半径1.2kmに限定される。
・市街地での試験には不向き。
・ランニングコストが掛かる

高感度RTK技術

RTK測位(2cm精度測位)が、従来よりも大幅に安定します。衛星捕捉時から、RTK測位が完了するまでの時間は、8秒程度です。 また、ビルなどの障害物にも強く、従来のRTKでは、計測が難しかった市街地での試験を可能にします。
対応機種:VBOX4 Dynamics, VBOX4ADAS

次の映像は、実際にRTK測位が完了するまでの時間を計測したものです。
RTK FixedがRTK測位(位置精度2cm)が完了したステータスです。金属の蓋を被せて、わざとGPS信号を遮り、RTK Fixedになるまでの時間を評価しています。

<オープンスカイ>
<少しビルのある市街地>
注:ビルに囲まれた環境では、素早くRTK Fixedにすることは難しいです。

サンプルデータ

VBOX4 ADASモデルで、自動駐車の評価を行ったデータ。
左下のデータは上から順に、速度・車両方位(デュアルアンテナから)のデータ。
画面右下は、走行軌跡に車両の輪郭、駐車枠を重ね合わせたものです。Video VBOX Proを同時に使用すると、画像も同期できます。(右上)

サンプルデータ(自動駐車の評価)

仕様

速度精度0.1km/h
位置
精度(スタンドアロン)
V:1.8m H:1.2m
精度(RTK)V: 10 mm + 0.8 ppm x baseline H: 5 mm + 0.5 ppm x baseline
距離精度±0.05%
ヨー角(RMS)IMU05 0.1°
IMU05-S 0.07°
ピッチ角、ロール角(RMS)IMU05 0.02°
IMU05-S 0.013°
スリップ角IMU05 0.15°
IMU05-S 0.1°
GNSSGPS:L1、L2
GLONASS:L1、L2
Galileo:E1、E5b
BeiDou:B1, B2a
SBAS: L1
CANボーレート:最大1Mbpsまで選択可能
終端抵抗:ユーザー制御120Ω
出力レート:100Hz
出力レイテンシー:20ms
CAN FDボーレート:最大1Mbpsまで選択可能
データレート:最大5Mbpsまで選択可能
集団抵抗:ユーザー制御120Ω
最大キャプチャーレート:無制限
アナログ入力チャンネル数:4
リフレッシュレート:500Hz
エントランスエリア:±50V
DC精度:±2mV(23°で校正)
チャンネルスキャン順序:同期
アナログ出力電圧:0-5V DC
リフレッシュレート:100Hz
デジタル出力周波数:DC~44.4kHz
リフレッシュレート:100Hz
仕様は、使用する衛星の数、障害物、衛星の形状(PDOP)、マルチパス効果、大気条件などによって異なります。
入出力ポート

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