概要
溶接中の見えにくい現象を可視化し、条件改善の判断材料へ。
レーザー溶接・アーク溶接中に発生するプルーム、ヒューム、シールドガス、アシストガス、スパッタなどの挙動を可視化。現象を確認しながら条件を比較し、溶接プロセスの検証・改善を支援します。
特長
Shield Viewで可視化できる現象

ガス流れ
シールドガスやアシスタントガスの流れ、広がり、乱れを確認します。

スパッタ
溶接中の発生タイミングや飛散方向を映像で確認します。

プルーム ※撮影協力:大阪大学 接合科学研究所
レーザー溶接時の発生位置、高さ、広がりなどを確認します。

ヒューム
ヒュームの発生、拡散、集塵時の流れを確認します。
見えなかった現象を、比較できる情報へ
01 発生状態をみる
プルーム、ヒューム、スパッタなどが、いつ・どこで・どのように発生しているかを確認。
02 条件による違いを比べる
レーザー出力、ガス流量、ノズル位置、エアナイフなど、条件変更による現象の違いを比較。
03 改善条件を検討する
可視化した現象と溶接結果を照らし合わせ、溶接条件や周辺設備の検討に活用。
用途
実際の溶接現象を可視化
レーザー溶接の可視化(撮影協力:大阪大学 接合科学研究所 佐藤 雄二 先生 竹中 啓輔 先生)
レーザー溶接中に発生するプルーム、ヒューム、スパッタ、アシストガスなどの挙動を可視化。レーザー出力やガス条件を変更し、溶接中の現象がどのように変化するかを比較しました
エアナイフあり/なしでプルームを比較(実験・撮影協力:東プレ株式会社)
レーザー溶接時に発生するプルームを、エアナイフあり/なしの条件で可視化・比較しました。プルームの挙動がどのように変化するのか、さらに溶接後のビード外観の違いとあわせて確認しています。
TIG溶接のシールドガスを可視化
TIG溶接中のアルゴンガスを可視化し、アーク周辺での広がりや流れの変化を観察しています。ガス流量やノズル位置、周囲気流の影響を確認する際に活用できます。
条件を変えて現象の違いを比較

ガス流量
流量による広がり方や乱れを比較

トーチ位置・角度
距離や角度による流れの変化を確認。

溶接速度
溶接条件とシールド状態の関係を比較。

集塵・エアナイフ
集塵状態や周辺設備の影響を確認。
どのように可視化するか

01 配置 観測範囲に溶接部を合わせる
設備周辺のスペースと観測したい範囲を確認して配置します。

02 可視化 流れや飛散を光学的に捉える
シュリーレン法を利用し、通常撮影では見えにくい現象を可視化します。

03 撮影 ハイスピードカメラで記録
対象現象の速度や必要な解像度に合わせたカメラ構成で撮影します。
可視化した映像を、さらに解析
動画画像処理:スパッタのカウント
Shield Viewで撮影した溶接中の可視化映像を、動画画像処理ソフト KM 2.0で解析した例です。
映像内のスパッタを画像処理で抽出し、発生数や発生タイミングの比較に活用できます。溶接条件ごとのスパッタ発生傾向を確認したい場合は、KM 2.0による動画解析もご相談ください。
ヒューム挙動のPIV解析



Shield Viewで撮影したヒュームの挙動は、PIV解析によって速度ベクトルとして可視化できます。アシストガス条件や集塵条件による流れの違いをベクトルマップとして確認し、ヒュームの流れ方や吸引状態の比較に活用できます。
仕様
観測範囲と設置環境で選べる、2つのShield View

SV-100 観測有効径Φ100mm
溶接部周辺のガス流れや飛散現象など、比較的広い範囲を観察したい場合に適したモデル。

SV-50 観測有効径Φ48mm
装置周辺など、限られたスペースでの撮影・設置に適したコンパクトモデル。
| 項目 | SV-100 | SV-50 |
| 特長 | 広い観測範囲 | コンパクト・高い設置性 |
| 観測有効径 | Φ100mm | Φ48mm |
| サイズ(W×D×H) | 500×300×319mm | 425×205×182mm |
| 適した場所 | 広範囲の現象観察 | 限られたスペースでの観察 |