概要
品質検査を“すぐに” “だれでも”
・コンパクトでありながら高出力
・上位モデルクラスの画質と機能
・検査用途に最適化された操作性
・GOOD DESIGN AWARD 2023(グッドデザイン賞2023)受賞
特長
XSeeker 8000は、高出力のX線発生装置と、高解像度フラットパネル検出器を搭載した卓上型のX線CTシステムです。
卓上型のコンパクトなCT装置でありながら、160kVの高いX線出力を有し、樹脂成型品はもちろんアルミダイカスト部品をはじめとする金属部品も鮮明に観察できます。
また、新開発の制御ソフトウェアXSeekerは、高い操作性と過去最高のスループットを実現しています。
鮮明な画質と高いスループットにより、製品開発、品質評価における詳細な観察から加工現場での検査まで、幅広いシーンでの用途に対応できます。
コンパクトでありながら高出力

160kVの高出力X線発生装置を搭載し、X線透過しにくい肉厚な樹脂部品やアルミダイカスト部品をはじめとする金属部品の観察も可能です。同X線出力クラス最小・最軽量のため設置する場所を選びません。
上位モデルクラスの画質と機能

φ100mmの広い撮影視野と最大560万画素相当の入力解像度を両立するオフセット走査モードにより、高精細撮影を実現。
また、CTデータのビューアーにはVR(3D)表示機能が標準搭載されており、断面表示機能と連携して、より直感的な観察が可能になります。
検査用途に最適化された操作性
3ステップ撮影
観察開始までの工程はわずか3ステップ。操作が初めての方でも、すぐにCT撮影を開始できます。
また、ワークセット前の校正作業は不要です。

ワンプッシュ操作
繰り返し同じ形状のワークを撮影する検査用途では、ワンプッシュ操作により、さらなるスループット向上が可能です。
撮影条件と合わせて観察時の表示位置やコントラスト等についても最適な状態を記憶できるため、観察位置やコントラストを操作することなく撮影後すぐに観察を始められます。
ソフトウェアを一切操作することなく、撮影開始から観察までの全ての操作をワンプッシュで完結できます。

用途例
・樹脂成型品やアルミダイカスト部品をはじめとする金属部品の観察
・液漏れ、密閉不良、複数部品の篏合など、容器の品質管理
・化粧品に添加した粒子の分散状態の観察
仕様
| X線発生装置出力 | 160kV1.2mA |
| X線検出器 | フラットパネル検出器 |
| 最大入力解像度 | 約560万画素 |
| 搭載可能ワークサイズ、質量 | SRD*1=475mmの場合:φ300mm×H320mm、10kg(ワークセットジグ含む) SRD=550mmの場合:φ150mm×H320mm、10kg(ワークセットジグ含む) |
| 撮影領域 | SRD=475mmの場合:φ85mm×H70mm SRD=550mmの場合:φ100mm×H80mm |
| 空間分解能 | 100µm(SRD=550mmの場合) |
| 撮影時間 | 12秒または5分 |
| 定格電力:本体 | 単相AC100~240V±10%50/60Hz1.0kVA |
| 定格電力:制御コンピューター | 単相AC100~240V±10%50/60Hz1.0kVA |
| 定格電力:接地 | D種接地(接地抵抗100 Ω以下) |
| 質量 | 290kg |
| 環境条件(運転時) | 周囲温度:10~30℃周囲湿度45~80%RH以下(結露がないこと) |
| 外部漏えい線量 | 1µSv/h以下 |