概要
・ノンフロン冷媒採用
・ヒーターレスで省エネ&高精度制御を両立
特徴
ノンフロン冷媒採用
R1234yf採用でフロン管理工数ゼロ
ノンフロンガスであるR1234yfは「フロン排出抑制法」の対象外のため、専門業者による回収や定期点検の義務がなく、フロンによる管理・廃棄コストを削減することができます。

フロン排出抑制法による義務
保全
・製品の適切な場所への設置
・設置環境の維持保全
記録
・整備履歴の保存管理:点検及び整備内容から機器を廃棄するまでの記録を保存
修理
・フロン類の漏えいが見つかった場合、専門業者へ依頼する
点検
・簡易点検:専門業者がアドバイスする
・定期点検:機器が一定規模以上の場合
報告
・漏えい量1000CO₂-ton以上の場合の国への報告(目安はフロンガス約 500kg)
回収
・機器を廃棄する場合、専門業者へ依頼する
点検の内容
全ての第一種特定製品について、機器の所有者・管理者は簡易点検を行う必要があります。さらに所有・管理する第一種特定製品の冷凍用圧縮機の定格出力が7.5kW以上の場合、有資格者※による定期点検を行う必要があります。
※冷媒フロン類取扱技術者など
R1234yf採用で環境負荷も大幅低減
ノンフロン冷媒R1234yfは既存冷媒と比較して地球温暖化係数(GWP)が低く、オゾン破壊係数(ODP)はゼロと環境にやさしい冷媒です。

ヒーターレスで省エネ&高精度制御を両立
ヒートポンプバランス制御またはスーパーレヒート仕様で省エネ
完全ヒータレスで最大80%の省エネを実現
半導体、FPD製造プロセスをはじめ、様々な生産分野で要求される精密空調はヒータPID制御に代表されるように、消費電力が大きいという欠点がありました。微細化に伴い更なる高精度要求が高まる中、消費電力を大幅に抑えた精密空調が求められ、オリオン機械では完全ヒータレスによる精密空調機器の開発を進めてきました。従来のヒータPID制御とは比較にならない省エネ性、 冷媒レヒート制御では実現不可能なワイドレンジ設定を可能にし、新たなテクノロジーとしてお客様のニーズにお応えします。

ヒートポンプバランス制御とは
ヒートポンプバランス制御とは、1台のエアコンで冷房と暖房を同時に運転しているようなもので、そのバランスの高度なコントロールにより空調しています。つまり通常のエアコンのように室内から室外へ、あるいは室外から室内への一方的な熱移動ではなく、常に無駄のない熱移動を可能とした新しい制御方式であり、高度な制御技術により省エネと高精度運転を両立した最新のテクノロジーです。
ヒータPID制御
連続冷房運転を常に行いながら、冷却能力同等以上のヒータにエアーを通過させて空調しています。つまり、ヒートポンプバランス®制御と比較するとそのロスは歴然であり、ヒータ作動時には約7割ものエネルギーを浪費していることになります。

冷媒レヒート制御
凝縮器(再熱器)を二つ設け、その排熱を利用することにより蒸発器を通過されたエアーを再加熱して空調する制御方式です。仮に100%の冷媒ガスが再加熱側に循環したとしても蒸発器への循環量に変化はなく冷却能力は同じですのでコンプレッサ動力分のみしか加熱能力がないため、吸込周囲温度+2℃以上の空調をすることはできません。
ヒートポンプバランス制御では、加熱回路側に冷媒を集中させることにより吸込温度+7℃まで空調することが可能であり、季節などの周囲環境の変化に柔軟に対応します。

負荷変動に応じ、圧縮機の回転を自動制御
負荷の低い時には圧縮機の回転数制御をおこない、ヒートポンプバランス制御と併せ、さらなる省エネを実現します。一定速の圧縮機では不可能な制御となります。

凍結防止回路不要
圧縮機の回転数制御により、冷却機の着霜を防止。限りなく0℃に近い温度まで冷却を可能にしています。一定速の圧縮機のように凍結防止対策のためにホットガスバイパス回路の追加は必要ありません。
完全ヒータレス加湿を実現
加湿方式は二流体ノズル水噴霧加湿方式の採用により完全ヒータレスで省エネを実現。湿度制御は±1%と精密制御を可能にしています。

現行機よりフットプリント11%減
小型・省スペース設計で小型装置にベストマッチ
ワイドレンジ
定格処理風量5~10m3/minとワイドレンジに対応
用途例
・露光装置
・モールディング装置
・クリーム半田印刷機(スクリーン印刷機)
・電子顕微鏡・三次元測定機などの各種試験室
・検査装置用のBOX内局所空調
・材料保管
・電子機器のエージング
仕様
| PAP01C-RA | PAP10C-RA | |||
| 運転制御方式 | ヒートポンプバランス制御 | |||
| 性能 | 設定可能温度範囲※1 | ℃ | 18~30 | 18~30 |
| 温度制御精度※2 | ℃ | ±0.1 | ±0.1 | |
| 冷却+加熱能力(50/60Hz) | kW | 0.33/0.39 | 5.3 | |
| 最大冷却能力(50/60Hz) | kW | (0.25)/(0.30) | (3.6) | |
| 定格処理風量 | m3/min | 0.6~1.0 | 5~10 | |
| 最大機外静圧※3 | Pa | 150 | 300 | |
| 環境条件 | 周囲温湿度範囲(吸込空気) | ℃,% | 15~35,30~70 | 15~40,30~70 |
| 吸込温度変化勾配 | ℃/h | ±1以内 | ±5以内 | |
| 吸込湿度変化勾配 | %/h | ±5以内 | ±5以内 | |
| 外形寸法(高さ×奥行×幅)※4 | mm | 340×490×371 | 1445×720×600 | |
| 製品質量 | kg | 31 | 175 | |
| 制御空気吐出口外径 | mm | Φ75 | Φ148 | |
| 電気特性 | 電源※5※9 | V(Hz) | 単相 100±10%(50/60) | 三相 200±10%(50/60) |
| [定格]消費電力(50/60Hz)※6 | kW | 0.31 / 0.35 | 0.8 | |
| [定格]電流(50/60Hz)※6 | A | 3.4 / 3.8 | 2.5 | |
| [最大]消費電力(50/60Hz)※7 | kW | 0.36 / 0.41 | 2.4 | |
| [最大]電流(50/60Hz)※7 | A | 4.0 / 4.4 | 7.7 | |
| 電源容量※8 | kVA | 0.40 / 0.44 | 2.7 | |
| 騒音値(50/60Hz) | dB | 54 / 56 | 68 | |
| 法定冷凍トン | 0.08 / 0.10 | 0.53 | ||
| 冷媒※10 | R1234yf | R1234yf | ||
| 冷媒充填量(CO2換算量) | kg(t) | 0.15(0.00015) | 1.20(0.00120) | |
| 冷凍用圧縮機出力 | kW | 0.25 | 0.91 | |
※2吸込空気温湿度安定時。吐出口 1点、コントローラ表示値精度。絶対温度を保証するものではありません。
※3送風機運転周波数 60Hz、制御空気吐出側にて絞り、最大定格処理風量にて運転した時の機外静圧。
※4突起部を除く(高さは突起部を含む)
※5電源電圧の相関アンバランスは ±3%以内としてください。
※6定格:吸込空気温湿度25℃50%、最大定格処理風量、設定温度23℃、制御安定時の値。
最大:仕様範囲内における最大値。
※7仕様範囲内における最大運転電流時。
※8本製品には微燃性冷媒ガスが封入されております。
屋内設置する際は、冷媒ガス漏えい時の燃焼防止の為、充分な換気を行い、火気を近づけないよう留意願います。