概要
FPGAボードの高速演算によるモータ挙動の再現と高速I/Oにより、モータ制御ロジック開発・検証の工数削減に貢献致します。
・業界最大規模のFPGAを搭載、大規模・精密モデルを最大200MHz動作
・2モータまで対応の高速IOを搭載
・FPGA間通信により複数FPGAモデル間での連携が可能
・FPGA容量違いで2種類をラインナップ
特長
大規模・精密モデルをリアルタイムで動作可能
・Xilinx社のKintex-UltraScaleの採用により、最大で200MHz動作での高速演算を実現。
・5Gbpsのボード間高速通信によりFPGAボードを複数枚連携可能、さらなる大規模モデルに対応
・大容量RAM搭載により、JMAG-RT、空間高調波モデル等の精密モータモデルを実装可能
ボード1枚で複数モータ組込み可能
・複数モータ搭載可能な大規模FPGAに加え、高速アナログ、デジタルIOを必要数搭載
複数のボードを用意する必要がなくなり、時間とコストの削減に効果的です。
多彩な検証機能によりデバッグ作業を効率化
・故障模擬回路の実装により、実回路で天絡・地絡・断線を再現可能
・自己診断機能の搭載により、日常点検だけでなく、動作不良発生した際の問題発生時の切り分けが可能
・データログ機能により、高速演算の内部信号をロギング可能、詳細な検証およびプラントモデル開発にご利用いただけます。
すぐ使えるアプリケーションとして、GUI、モデルの提供が可能
・PMSMモータLdLqモデル、故障模擬を含むインバータモデル、センサモデル(レゾルバ、ロータリーエンコーダ、電流センサ)、簡易モータ負荷モデル、簡易モータコントローラモデルを標準アプリケーションとして提供
・高いFPGA実装技術を有するトヨタテクニカルディベロップメント社(TTDC)との提携により、TTDC社製のJMAG-RT対応モータモデルを実装可能。また大容量のRTTファイルを自動で精度よく間引く特許技術により精度の低下を抑えたシミュレーションを実現
アプリケーション事例
・ハイブリッドカーパワートレインのモータECUの検証
・電気自動車パワートレインのモータECUの検証
・電動パワートレイン開発
・プラントモデル開発
仕様
スペック | VS2000-010-060 | VS2000-010-115 | |
FPGA | 搭載FPGA | Kintex UltraScale (KU060) | Kintex UltraScale (KU115) |
FPGAロジック容量 | 725k | 1451k | |
DSP | 2,760 | 5,520 | |
RAM | 38Mb | 75.9Mb | |
I/O | AI | 4ch/100MHz/16bit | |
AO | 14ch/50MHz/14bit | ||
DI | 12ch/200MHz | ||
DO | 4ch/200MHz | ||
動作周期 | 最大200MHz | ||
FPGA間通信 | 8レーン×2ポート 4Gbps 高速シリアル通信 | ||
故障リレー | 〇 | ||
FPGA開発環境 | VS2000-010 Blockset(XSG/HDL coder) MATLAB R2019b Vivado2020.2 |