概要
レーザー光の反射を用いた革新的な非接触検査装置。 極細線(直径1mm以下)の自動検査を可能にし、 生産性の向上と品質管理の強化に貢献します。
特長
高精度高分解能の非接触検査
レーザー光の反射光変化を測定することで、製品に触れることなく 物理的ダメージを防ぎます。直径1mm以下の極細線や複雑な形状のワークでも、全表面を迅速かつ高精度に検査します。
検査対象はさまざま
最大120m/minの高速検査を実現し、生産ラインでの全数検査が可能です。 金属、樹脂、線材、丸棒、パイプ、チューブ、カテーテル、光ファイバー、フィラメント、 ゴム、レンズ、ガラス、セラミックスなど、レーザー光を反射するものであれば対象を問いません。
検査原理
ワーク表面にレーザー光を照射し、反射光の変化を測定します。 欠陥がある場合、レーザー光の反射が乱れ、この乱れをフィルタ処理によって抽出し、これをキズとして信号処理します。肉眼では見えにくい微細なキズも検出できます。

パフォーマンス 2つの検査方式でどんなキズにも対応
LIST-30Fは点状・面状キズの検出に最適で、センサーユニットが固定型でありながらもワーク全周をカバー可能です。 LIST-30Rは長手方向のキズ検出に特化し、センサーヘッドが900RPMで高速回転しながらワーク全周の検査を行います。
わかりやすく、使いやすいUI
直感的でシンプルなインターフェースにより、初めての操作でも簡単にキズの判定が可能です。任意の閾値を設定して合否判定をカスタマイズでき、 NG判定信号の外部出力やNG判定データの自動保存も可能です。

仕様
| 型式 | レーザー発振部固定型(LIST-30F) | レーザー発振部回転型(LIST-30R) |
| 検査対象 | 金属、樹脂、線材、丸棒、パイプ、樹脂チューブ、カテーテル、光ファイバー、フィラメント、ゴムレンズ、ガラス、セラミックス(オプション:平面) | 金属、樹脂、紙、線材、丸棒、パイプ、チューブ |
| 検査材径 | Φ0.2mm~Φ4.0mm オプション: 最小Φ0.03mm~別途ご相談 | Φ1.0mm~Φ3.0mm オプション: ~最大Φ14.0mm |
| 検出速度 | 常用 20m/min オプション 最大120m/min | 標準 最大10m/min オプション 最大20m/min |
| AI搭載機能※オプション | ディープラーニング機能による正常/異常の抽出 | なし |
| チェンネル数(標準) | 発振側 4CH 受光側 16CH | 発振側 1CH 受光側 2CH |
| 電源 | AC100V、5A、50/60Hz | |
| 操作環境 | 10℃~30° 湿度 90%以下(結露無きこと) | |
| 安全規格 | レーザークラス 3R (赤色可視光波長660nm) オプション:カバー開時レーザー遮断機構 | レーザークラス 3B (赤色可視光波長639nm) オプション:カバー開時レーザー遮断機構 |
| 外部入出力制御 | 外部入力 運転開始/運転停止 外部出力 NG判定(閾値4段階) | |