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PAX ブラックカーボン粒子濃度測定システム

2023年4月25日 4:15 PM  カテゴリー: 化学分析

PAX_製品画像PAX_画面  

リアルタイムでの計測が可能な装置
エアロゾル粒子による太陽光の吸収、散乱は気象や気候に大きく影響を与えます。

PAXは、エアロゾル粒子の吸光係数、散乱係数をリアルタイムで計測し、粒子散乱アルベドを算出します。 また、光音響分光法による、エアロゾルの吸光特性から、カーボン粒子の質量濃度を算出することができます。 フィルターで補集した粒子を計測する従来の方法では、短時間での濃度変化を計測することができません。 しかし、PAXはリアルタイムでの計測が可能で、市街地を移動しながらカーボン濃度を測定することができます。

測定原理
光音響分光法:光を吸収したエアロゾル粒子の放出する熱に着目
周期的な加熱で発生する圧力波(音)から測定する吸光度を測定します。
ガスやブラックカーボン以外の粒子による吸収が比較的少ない870nm波長を採用。

主な用途
・エサロメーターなど、他のブラックカーボン測定機器の検証
・大気中のブラックカーボンの監視
・車載測定での移動観測、発生源からの発生量評価

PAX_用途

仕様

測定パラメータ 光の吸光係数、光の散乱係数
補助パラメータ 温度、圧力、相対湿度
派生パラメータ ブラックカーボン質量濃度
単一粒子散乱アルベド
減衰(透過)係数
露点
測定範囲 吸光、散乱

<1Mm -1 – 10,000Mm -1
(870nm, 60sec. averaging)

レーザー 870nm, 1.4W (standard);
optional 405nm and 532nm
流量 1L/min ダイアフラムポンプ
臨界オリフィス
応答時間 10秒以下 1秒/データ
平均データ出力時間 1秒、10秒、60秒
データ保存 最大200日分
サイズ 180/480/610mm
重量 18kg